■ ID
| 1509 |
■ 種類
| 論文 |
■ タイトル
| ファーストフラッシュ浄化施設による道路流出水の受動的処理
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■ 著者
| 中野和典
日本大学 山本道広
滋賀県高島農業農村振興事業所 亀田豊
千葉工業大学 田中仁志
埼玉県環境科学国際センター 力石伸夫
(公財)淡水環境保全財団
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■ 出版元
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■ 出版年
| 2012 |
■ 誌名・巻・号・年
| 用水と廃水、Vol.54、No.8、630-637、2012 |
■ 抄録・要旨
| 道路流出水には、エンジン等の内燃機関に由来する多環芳香族炭化水素類(PAHs)のような疎水性物質から、タイヤやブレーキ部品に由来する金属等のイオン性物質まで多種多様な化学物質が含まれているため、その生態影響が懸念されている。調査を行ったファーストフラッシュ浄化施設は、降雨により琵琶湖湖岸道路を起源として発生するノンポイント汚染の流出を低減し、その生態影響を緩和することを目指して2009年3月に設置されたモデル施設であり、琵琶湖湖岸道路120mの路面に由来する初期雨量15mmによるファーストフラッシュを受動的に処理している。わが国における道路流出水の処理事例に関する知見は乏しく、とくに人工湿地を活用した道路流出水の処理に関する報告は見当たらない。ファーストフラッシュ浄化施設に関わる背景とともに、2年間の調査によって明らかとなった一般水質、金属成分およびPAHsに対する浄化性能について報告した。
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